省エネ適合判定物件においては、計算に使用する各数値の根拠を必ず求められます。機器表には各能力値と参考品番の記載をお願いします。
届出時に機器が選定出来ない場合は、計算上必要な各能力値(下記②参照)と、JIS番号の表記(下記③参照)をすれば、参考品番の記載は不要な場合もあります。
工事途中で設備機器に変更が生じた際は、完了検査前に変更届(軽微な変更届等)の提出も必要となります。
今回は換気設備編です。
①各機器の参考品番を明記してください。(例1)
②メーカー仕様書の数値や記載事項との整合を図ってください(例2)
換気機器の場合、以下の項目の記載をお願いします。
・設計風量
・電動機出力あるいは消費電力
・電源種別(単相/三相)の明記
※単相電源の機器は、計算を省略する場合があります。
③JIS規格による各性能値根拠の記載が必要です。(例3)
換気機器で省エネ計算に関連するJIS規格番号は以下のとおりです。
・電動機出力を記載する場合 ⇒ JIS B 8330
・消費電力を記載する場合 ⇒ JIS C 9603
④配置図の作成について(例4)
換気機器の記載はもちろん、それに繋がる給気/排気口の記載が必要です。自然給気ダクトは算定対象ではありませんが、機器算定の上で必要な場合がありますので、明記をお願いします。